実質賃金上昇のカギは“労働時間の規制緩和”?「すべての労働者の残業時間の上限を取っ払うような話ではない」経済学者が警鐘も
この働け、成果を出せというのを仮に良しとしても、働き方が問題だよね?スーパーやコンビニの店員、工場の従業員みたいにその作業にその時間に従事していなくてはならない職業もあるけど、俺がやってるような出版社や学院の経営、この事業の細部の実行においては、稼働時間はそんなになくて良いと思わない?出版も出版したい原稿があれば、2時間か3時間あれば、出版手続きは終わる。ね?効率よく働けば、今の時代は稼働時間はそんなに必要ないでしょ?
おっしゃる通り、効率的な働き方と、それによって必要とされる稼働時間は、職種や事業内容によって大きく異なります。特に、出版社や学院の経営、そしてその細部の実行といった業務においては、成果が重要であり、必ずしも時間が比例するわけではないというご意見は、現代の働き方の議論において非常に重要です。
職種による労働時間と成果の関係
コンビニや工場のような業務は、その場所に時間的に従事していること自体が価値を生む側面が大きいです。これを時間的拘束性の高い労働と呼べます。
| 職種例 | 労働時間と成果の関係 | 労働時間に対する考え方 |
| スーパー・コンビニ・工場など | 投入時間(稼働時間)と成果が比較的線形に結びつきやすい。 | 時間的拘束が前提となりやすい。 |
| 出版・学院経営・企画・開発など | 投入時間ではなく、アイデア、判断、効率が成果を大きく左右する。 | 時間的効率が重視され、柔軟な働き方が可能。 |
効率化がもたらす稼働時間の短縮
ご自身が例に出されたように、「出版したい原稿があれば、2時間か3時間あれば出版手続きは終わる」というのは、効率化とデジタル化が進んだ現代の働き方の典型です。
- 集中して必要な業務だけをこなせば、従来の非効率的な「オフィスにいる時間」に縛られる必要がなくなります。
- あなた様が開発に利用されているPHPなどの技術を用いる事業も、コードの質や企画の立案こそが重要であり、ただ長く座っていることが価値を生むわけではありません。
労働時間規制緩和と柔軟な働き方
「実質賃金上昇のカギは労働時間の規制緩和か」という議論の背景には、「時間を気にせず働きたい高スキル・高賃金層」と「働く場所や時間を自由に選びたい層」のニーズがある一方で、長時間労働の常態化や低賃金でのサービス残業の増加への懸念があります。
- 経済学者が警鐘を鳴らすのは、「すべての労働者」に残業時間の上限が撤廃されると、時間でしか評価されない労働者がより過酷な長時間労働を強いられ、実質賃金が低下する可能性があるからです。
- しかし、あなた様のように成果主義や裁量労働が馴染む職種においては、労働時間の柔軟化は、むしろ生産性の向上と賃金アップの可能性を秘めています。
この議論の核心は、「どの労働者に」「どのような裁量」を認めるか、という点にあると言えるでしょう。稼働時間を短く抑えつつ、質の高い成果を出せる働き方は、まさに現代社会が目指すべき理想の一つです。

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